かごしま食育レシピ92「スイカのキラキラゼリー」平成26年8月19日掲載


スイカのきらきらゼリー

NPO法人 霧島食育研究会 千葉しのぶ

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幼いころの夏のスイカは大イベント。家族が集まって、ポンポンと表面をたたき熟しているか判断し、慎重に包丁を入れた瞬間の「パリン!」と弾けるような音。切り目からのぞく赤い果肉が子ども心を躍らせたものです。

大ぶりに切られたスイカを皿にのせ、種を先割れのスプーンで丁寧にとって、果肉だけにしてからおもむろに口に含むと、甘い果汁が口に溢れました。シャツにこぼしシミにならないようにと気をつけながら、白い皮ギリギリまですくって食べていました。

スイカにかぶりつく美味しさにはかなわないかもしれませんが、小さい子ども達にも簡単にチャレンジできるゼリーを作ってみました。小玉のスイカを半分に切り、表面から、小さな丸型をたくさんくりぬき、好みの果物をどっさり入れます。しっかり固まり、いつも食べる形に切り分けると、夏の日光に透明なゼリーがキラキラしてとても涼しげです。西瓜をきれいにくり抜くのではなく、あえてでこぼこにするのがコツ。お試しあれ。

 

小玉すいか 二分の一個

粉寒天 2グラム

水 300CC

砂糖 40グラム

バナナ 一本

キウイ 二分の一個

みかん缶詰 100グラム

ブルーベリー 50ℊ 等 好みの果物

 

1、     小玉西瓜を半分に切り、表面から小さいスプーンなどを使って球形にくり抜く。西瓜の底は、なめらかになるようにくり抜くより、ゼリーが密着するよう、あえてデコボコにしたほうがよい。

2、      みかんの缶詰を汁ごとボールに入れ、バナナの薄切りを加える。(バナナの変色を抑える)。キウイは皮をむき、いちょう切りなど食べやすい大きさに切る。

3、     水を鍋に入れ、火にかけ沸騰したら、粉寒天を入れ、透明になるまでかきまぜる、火を止めてから砂糖を加え溶かし、寒天ゼリー液を作る。

4、     西瓜に3の寒天ゼリー液を半分いれ、そこにくり抜いた西瓜、汁をきったみかん缶、バナナ、ブルーベリーを入れる。多少すきまがあるようにしておく。

5、     残りの寒天ゼリー液を、西瓜のふちまで注ぎ、冷蔵庫で冷やし固める。

6、     しっかり固まったら、半分に切り、さらに食べやすい大きさに切り分ける。

※くり抜いた西瓜で残ったものは、そのまま食べたり西瓜ジュースにするとよい。

かごしま食育レシピ92 南日本新聞26年7月15日掲載


南日本新聞「かごしま食育レシピ」は、今年で9年目なのですが、霧島食育研究会のメンバーでリレーで担当しています。それぞれに特徴があって、大変面白いのです。今日掲載の山口香さんは、ここ数回、「絵本の中のレシピ」を掲載しています。
今回は「はらぺこあおむし」の中のカップケーキをイメージしたものです。

以下、掲載内容

新米ママたちの子育てサークルに親子で参加していました。絵本の時間に何度も読み返しては、その色彩感覚に魅了されたお気に入りの一冊に「はらぺこあおむし」があります。
色とりどりの食べ物を、モリモリあおむしが食べるページになると、決まって子ども達は、あおむしをまねて空想のごちそうをパクっと口に運びにっこり笑顔。その中でも大のお気に入りはカップケーキ。そんな子ども達の喜ぶ顔が見たくて、作り方やトッピングを工夫しながらあれこれ考えて作ったのが、この「はらぺこさんのカップケーキ」。
子ども達も成長するにつれ、お菓子作りが自然と好きになってくれました。卵を割る、粉を計る、混ぜ合わせる。子どもと一緒の作業は、時間も手間も何倍もかかりますが、一生懸命な姿は何とも言えず、確かな成長を垣間見ることができる私の特権です。子ども達も幼いころの楽しかった思い出は、今でも心の中に大切な宝物として残っているようです。将来の夢に向かって、一歩ずつ前進している子ども達の成長ぶりを見つめながら、「おいしいね」と、親子でほおばる幸せな時間。いくつになっても変わることのない幸せな時間です。

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 南日本新聞「かごしま食育レシピ90」掲載  サバの味噌煮缶 平成26年6月17日


OLYMPUS DIGITAL CAMERA幼いころの「サバ缶」はごちそう。特にみそ味のサバ缶は好きだ。この時期だと旬の「大名竹」とよく合う。田植えの時期になると、近所から採れたての大名竹が届けられたので、よく、母は、豆腐やちくわも加えみそ味の煮物を作った。サバ缶にはうま味たっぷりの味もついているし、鍋に入れて煮るだけなので、農作業の忙しい時期には重宝したと思う。汁けが少なくなるにつれて、サバとみその香りで台所がいっぱいになる。

出来上がると、母や私たち子どもは大皿で一緒に箸をつつくのだが、父だけは専用の小皿に取り分けられた。同じ料理なのに、父の皿には、特別なものが入っているような気がし、「とうちゃん、うんめな?」と聞いた。父は、晩酌の焼酎片手に、にっこり笑い、自分の皿のサバの身を細かくほぐし、甘からい汁をたっぷりつけて、私や妹、弟のごはんの上に、ちょこんとのせてくれた。汁のしみたごはんはとてもおいしく、お代わりもすすんだものだった。

あの時の、今は亡き父母のぬくもりを思い出しながら作るひと品は、今でも私の心を温かくする。

NPO法人 霧島食育研究会 谷山康子

 

4~5皿分

サバの味噌煮缶 2缶

豆腐     1丁

大名竹  3本

ちくわ   2本

みそ   大さじ4~5杯

さとう  大さじ1~2杯

※  みそ、砂糖はサバ缶の味付けで加減する

 

1、豆腐・ちくわは食べやすい大きさに切り、大名竹はななめ薄切りにする。

2、鍋に、1とサバの味噌煮缶を汁ごといれ、ひたひたになるよう水を加える。みそ・砂糖は、サバ缶の味付けを確認してから加える。

3、落し蓋をして、汁けが少なくなるまで煮含める。