郷土料理レシピ

えびの雑煮

えびの雑煮

えびだしの風味が味の決め手

これぞ、鹿児島の雑煮という風格のある郷土料理です。
「くまえび」を使うと大変豪華ですが、手に入りやすい小さめの干しえびでも、よいだしを取ることができます。くまえびは、八代海の冬の風物詩として名高い「ケタ打た瀬漁」という独特の方法で捕られます。年末になると焼いて乾燥させたものが出回ります。
干し椎茸は肉厚な「どんこ」を使い、戻し汁と合わせ、かつおだしも加え、うま味の相乗効果で、芳醇な味わいとなります。
えびには「腰が曲がるまで長生きを」、豆もやしには「まめまめしく働けるように」との願いが込められています。かまぼこや人参も飾り切りをし、色よく仕上げましょう。

材料(4人分)

干えび4尾
干椎茸4枚
1リットル
かつお節10g
うす口醤油大さじ2
地酒大さじ1
人参(花型)4枚
豆もやし100g
かまぼこ4枚
4個
三つ葉の葉4枚
ゆずの皮少々

作り方

  1. 干えびと干椎茸を1リットルの水で戻し、火にかけ、干椎茸が煮えたら汁と具に分ける。人参は花型に切り茹でる。
  2. (1)の汁に水を足して1リットルにして火にかけ、沸騰したらかつお節を入れ、再び沸騰したら火を止め、2~3 分後こす。
  3. (2)に淡口醤油と地酒で調味し、干えび・椎茸を戻し入れ、しばらく煮た後に豆もやしを加えて、火を通す。かまぼこも飾り切りして軽く煮る。
  4. 椀に豆もやし・焼いた餅・椎茸・人参・干えび・かまぼこを盛り、汁を注ぎ、三つ葉の葉とゆずの皮を添える。

イベント参加者数

主催事業数・参加者

1,371回・53,768人

講演会・参加者

講演数691回・87,788人

メディアでの発信

新聞・雑誌での掲載・執筆、テレビ・ラジオ等の出演など
906回

※平成16(2004)年1月~令和6年(2024)3月