みそ味の雑煮
大きな里芋に、子孫繁栄の願いを込めて
里芋と豆もやし、もちだけのシンプルな雑煮は、家族だけの正月の食卓に上るものでした。
だしは鶏ガラでとり、麦みその甘い香りの汁に、鶏の旨みや脂が染み出し、一層よいコクとなります。
里芋には「子孫繁栄」の願いが込められており、丸ごと下茹でして、すっと箸が通るくらいに柔らかくしてから汁で煮込みます。
材料(4人分)
鶏ガラ | 200g |
鶏手羽先 | 1本 |
水 | 5カップ(1リットル) |
麦みそ | 80g |
酒 | 大さじ1 |
里芋 | 大4個(600g) |
豆もやし | 100g |
もち | 4個 |
作り方
- 鶏ガラはザルに入れ、上から熱湯をかけて流水で洗う。鶏手羽先とともに鍋に入れて水1リットルを加え、始めは強火、その後沸騰が続く程度の火力で約30分煮る。
- (1)の鶏をとりあげ、ザルで濾し、水を足して1リットルにする。
- 里芋は皮をむき、竹串がスッと通るくらいまで丸ごと茹でる。
- 豆もやしは根を落とす。もちは焼く。
- (2)に麦みその半量を溶き入れ、(3)の里芋を入れて5、6分煮る。(4)の豆もやしも加える。
- (5)に残りの麦みそと酒を入れて味見し、味を調える。椀に里芋、焼いたもち、豆もやしの順に盛り、汁を注ぐ。