ふっのだご
餡とさつまいもの甘さに、よもぎの香りがひろがる
「フッ」は、よもぎのこと。いたるところに自生し、繁殖力が強い野草です。茹でても蒸しても独特の香りがして、色も鮮やかなので、お菓子作りの材料に使われます。
早春にやわらかい若葉を摘み、ゆでてアクを抜き、団子やもちに混ぜます。よもぎには邪気を払う神聖な力があると言われ、3月3日の桃の節句に草餅をつくる由来とされています。
霧島市国分出身のかたに教わった、さつまいもを加えて作るレシピをアレンジしています。
材料(8個分)
さつまいも | 300g |
もち米粉 | 180g |
よもぎ | 60g |
あん | 250g |
きなこ | 40g |
作り方
- よもぎは若い葉の場合2リットルの沸騰した湯に小さじ1の塩を入れ、1分茹で水にさらす(少し大きくなった葉は塩の代わりに重曹を加え、2分ほど茹でる)。細かくたたくかフードプロセッサーにかける。
- さつまいもは皮をむき1センチ幅に切り、水にさらしてから蒸し器でやわらかくなるまで蒸す。
- (1)をボウルに移し、熱いうちにもち米粉を混ぜる。始めは木じゃくしなどで混ぜ、あら熱がとれて手で触れるくらいになったら、手に水をつけながら、全体の粉っぽさがなく、一塊になるようにこねる。
- (3)を蒸し器の大きさに合わせて広げる。蒸し布かクッキングシートを敷いた上にのせ、強火で15分蒸す。
- あんは8等分し、丸めておく。
- (4)をボウルに移し、よもぎを突き混ぜて8等分し、あんを包み、きなこをまぶす。