丸ぼうろ
焼きたてはしっとり、翌日からはカリッと
ポルトガルやオランダから佐賀に伝わり、各地に広がりました。ポルトガル語で「菓子」の意味をさす「ボーロ」は、日本では小麦粉、砂糖、卵などを使った南蛮焼き菓子のことを指します。
鹿児島では小麦粉の代わりにそば粉を使うことも多く、「そばぼうろ」と呼ばれて好まれています。
生地をふくらますために重曹を使い、はちみつを加えることでくちどけがよくなります。ごま油をつけて焼くことで香ばしさも際立ちます。砂糖を黒糖に替えるとさらに風味が増します。
焼き立てはふっくらとしてほどよいやわらかさですが、翌日にはしっかりとした生地のかたさでカリカリとした食感になります。日持ちもするので、集まり事のお茶うけや子どものおやつ、お土産などに重宝します。
材料(10個分)
小麦粉(薄力粉) | 250g |
重曹 | 小さじ1 |
卵 | 2個 |
砂糖またはきび糖 | 160g |
はちみつ | 40g |
小麦粉 | 大さじ1 |
ごま油 | 大さじ1 |
作り方
- 目の細かいザルに小麦粉と重曹を入れてふるい、ボウルに入れる。
- 別のボウルに卵、砂糖、はちみつを入れてよく混ぜたら、(1)を入れて混ぜる。粉っぽさがなくなったらボウルにラップをかけて冷蔵庫で30分以上冷やす。
- オーブンを170℃に予熱する。オーブンの天板に小麦粉大さじ1を全体にふる。
- 生地を10等分し、両手にごま油をまんべんなくつけ、丸めて(3)の天板に間隔を空けてのせる。焼き上がりは倍の大きさになるので間隔に注意する。
- 170℃で10~12分焼く。中心部がふくらみ、薄いきつね色になったら焼き上がり。