郷土料理レシピ

ところてん

磯の香りがほんのり爽やかな夏の味

テングサ(天草)からつくる「ところてん(心太)」。テングサは、県内では甑島や南さつま市などで多くとれます。

テングサは、紅藻類という海藻です。水洗いして何回も日に干すことで、赤紫の色がぬけて白い色になります。
テングサの煮汁を型に流し込んで固めたものが「ところてん」です。寒天は「ところてん」を凍らせて乾燥させたもの。

ところてんの語源は「こころふと」。「こころ」は「凝る=固まる」、「ふと」は「太い海藻」のこと。これより、ところてんは「心太」と漢字で表記されるようになったようです。

材料(作りやすい分量)

テングサ(天草)20g
1リットル
小さじ2
◎酢味噌
 麦みそ大さじ2
 砂糖大さじ1
 酢大さじ1
◎酢醤油
 酢大さじ2
 うす口醤油大さじ1
 砂糖小さじ2

作り方

  1. テングサは、たっぷりの水でほぐしながら洗い、しっかり絞る。
  2. 鍋に水1リットルとテングサ、酢を加え、沸騰するまで強火にかける。
  3. 沸騰したら、沸騰が続く程度の中火にし、全体量が最初の半分くらいになるくらいまで(40分程度)煮る。
  4. ボウルにザルを重ね、上にさらし布を敷いて濾し、木じゃくしなどを使って押さえ、しっかり絞りだす。
  5. 四角い容器に流し入れ、そのまま固まるのを待つ。固まったらフタをして冷蔵庫で冷やす。
  6. 食べる直前に、天突きで突くか、細く切る。
  7. 器に盛り、酢味噌や酢醤油など好みのたれをかける。

粉寒天で作る場合

材料(作りやすい分量)

粉寒天4g
400cc(2カップ)

作り方

  1. 水100㏄に、粉寒天を泡だて器を使って溶かし、溶けたら残りの水を加え、火にかける。
    泡だて器で混ぜながら沸騰させ、沸騰後後1、2分煮て火を止める。
  2. 流し箱に流し、そのまま固まるのを待つ。固まったらフタをして冷蔵庫で冷やす。食べる直前に、天突きで突くか、細く切る。

イベント参加者数

主催事業数・参加者

1,371回・53,768人

講演会・参加者

講演数691回・87,788人

メディアでの発信

新聞・雑誌での掲載・執筆、テレビ・ラジオ等の出演など
906回

※平成16(2004)年1月~令和6年(2024)3月