落花生入り炒り豆腐
香ばしい落花生が深い味に
鹿児島で落花生は「だっきしょ」と呼ばれ、塩ゆでや五目煮、落花生豆腐などで親しまれてきました。
落花生は今では鹿屋市が産地として知られていますが、明治時代は、垂水市新城地区でも栽培が盛んでした。大正生まれの垂水出身のかたに教わった料理です。
炒り豆腐にすると、具だくさんで栄養豊富な一皿に。
香ばしい落花生が味に深みを加え、少し置くと、味が染みてさらにおいしくなります。
材料(4人分)
木綿豆腐 | 1/2丁 |
落花生(生/乾)殻をむき薄皮がついたもの | 50g |
大根 | 100g |
じゃがいも | 100g |
玉ねぎ | 50g |
さつま揚げ | 50g |
人参 | 40g |
ごぼう | 20g |
鶏ひき肉 | 30g |
生椎茸 | 1~2枚 |
いんげん | 20g |
ごま油 | 大さじ1/2 |
◎調味料 | |
みりん | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
うす口醤油 | 大さじ2 |
作り方
- 生の落花生は薄皮をつけたまま水に浸し、時々水をかえながら1~2日浸しておく。
- (1)をたっぷりの湯で、柔らかくなるまで20分から40分程度煮て、ザルにあける。
- 豆腐はキッチンペーパーなどで水切りしておく。
- 大根・玉ねぎ・さつま揚げ・人参は1~2センチ角の薄切りに、じゃがいもは5ミリ厚さの1~2センチ角に、ごぼうは小さなささがきに、生椎茸は軸を取り1~2センチ角に切る。いんげんは塩を少々入れた湯でゆで、1センチ長さに切る。
- 鍋にごま油を熱し、豆腐を大きめに崩し入れる。少し焼き目をつけて一旦取り出す。
- 鶏ひき肉を炒め、肉の色が変わったら、落花生といんげん以外の材料を加え、蓋をする。
- 野菜がしんなりとなる前で、(5)の焼き目をつけた豆腐を入れ、炒める。
- 調味料を加え、落し蓋をして汁けがなくなる直前まで煮込む。
- いんげんを加え、全体を混ぜて火を止める。
ポイント
- 鶏肉に、 ごぼう、椎茸、さつま揚げが入るといい味を作ります。
- 豆腐はごま油で少し焼いて焦げ目をつけ、ヘラなどで崩す。
- 蓋をして全体を少し蒸し煮にすると、根菜類に火が通りやすい。