ささみの昆布巻き
しみじみおいしく煮含めます
「こぶ」は、「喜ぶ・養老昆布 (よろこぶ) 」と語呂合わせがされ、お祝いと不老長寿の願いが込められている縁起物です。また、「子生(こぶ)」というあて字に、子孫繁栄の願いも。そのため、昆布巻きは、おせちなどのお祝いの時には欠かせない、手づくりしてよかったと思えるお料理です。
一般的には、鯖やぶりなどの魚の切り身を使うことが多いですが、鶏のささみでも手軽に巻くことができ、やわらかく煮えた野菜昆布との相性がよく、食べやすいです。
作り方は、かんぴょうなどで結ばなくても、巻き終わりを下にして、同じ方向に並べて火にかけると煮崩れません。そして、酢を加えることで昆布がやわらかくなり、味も締まります。
材料(4人分・8本分)
鶏ささみ | 8本 |
野菜昆布 | 20センチ長さ×8本 |
調味料 | |
薄口醤油 | 大さじ2~3 |
本みりん | 大さじ2~3 |
砂糖 | 大さじ1 |
酢 | 大さじ1/2 |
水 | 300㏄ |
作り方
- 野菜昆布は、サッと水に浸け、広げて20センチの長さに切る。ボウルに入れ、たっぷりの水に30分浸す。
- 鶏ささみは筋を取り、縦に2等分し、1本ずつ野菜昆布をまく。
- 巻き終わりが下になるようにし、同じ方向に鍋に並べ、調味料と水を加え、中火にかける。
- 沸騰したら火を弱め、落し蓋をして弱火で40~50分ほど煮る。途中で水が少なくなったら適宜加える。
- 冷めたら、食べやすい大きさに切る。
ポイント
- かんぴょうなどで結ばなくても、巻き終わりが下になるようにし、同じ方向に鍋に並べて火にかけると煮崩れない。
- 酢を加えることで昆布が柔らかくなり味も締まる。