セシカラと野菜の煮物
鯨の背の皮-セシカラ
セシカラとは鯨の背の皮を揚げて脂肪を除き、乾燥させたものです。独特の香りがあり、じゃがいもや大根などと煮ると相性が良いです。
鯨は貴重な食料として、日本では昔から、頭から尻尾まで余すことなく使い尽くす技がありました。
くじらの回遊ルート上だった甑島には、鯨の解体場があり、昭和20年前後の数年間は特によく水揚げされたそうです。
材料(4人分)
セシカラ | 40g |
重曹 | 大さじ1 |
茹でたけのこ | 150g |
大根 | 中1/5本(200g) |
じゃがいも | 中2個(200g) |
さやいんげん | 40g |
かつお節 | 10g |
水 | 600cc |
調味料 | |
薄口醤油 | 大さじ4 |
本みりん | 大さじ4 |
作り方
- セシカラは1~2日水につけておく。
- 水1000㏄(分量外)に重曹を入れ、(1)を30分ほど茹で、1センチ厚さにそぎ切りする。
- 大根は7~8センチ長さの四つ割りか二つ割りにし、茹でたけのこも同じ大きさに切る。じゃがいもは皮をむき、半分に切る。
- 水600㏄を火にかけ、沸騰したらかつお節を入れ、再度沸騰したら火を止め、2分ほどしたらこす。
- (4)に、(2)と(3)調味料を入れて強火にかけ、沸騰したら、静かに沸騰が続く程度の火加減にし、落し蓋をし、セシカラに味が染みるまで煮る。煮上がる直前にさやいんげんを加える。