ひじきご飯
磯の香たっぷりの混ぜご飯
今が旬のひじきを使った混ぜご飯。懐かしさを感じる素朴な味わいは、どの年代でも好まれます。
ひじきは、春になった今が収穫の時期です。桜島の海岸でも「ひじき獲り」が最盛期を迎えているそうです。
海中の溶岩に自生したひじきは、収穫後に天日乾燥させると、歯ごたえがしっかりと残るのが特徴です。
乾燥ひじきには、「ボイラー乾燥」と「天日干しの自然乾燥」があり、「ボイラー乾燥」だと熱によって蒸されてしまうため、歯ごたえが減少します。「天日干しの自然乾燥」は、歯ごたえがしっかり残っています。桜島の物産館などで販売されています。
材料(4~5杯分)
乾燥ひじき | 15g |
人参 | 50g |
ちくわ | 50g |
こんにゃく | 50g |
ごま油 | 大さじ1 |
調味料 | |
薄口醤油 | 大さじ1と1/2 |
本みりん | 大さじ1と1/2 |
砂糖 | 小さじ1 |
さやいんげん | 2,3本 |
塩 | 適宜 |
ごはん | 4~5杯分 |
作り方
- 乾燥ひじきは水でさっと洗ってから、たっぷりの水で戻す。ザルにあげ、1cmの長さに切る(水で30分、お急ぎの時は50度以下の湯で15分で戻すことができます)。
- 人参、こんにゃくは1センチ角に、ちくわは縦半分にし、薄切りする。
- さやいんげんは塩を入れた湯で色よく茹で、斜め薄切りにする。
- 鍋にごま油をひき、(1)のひじきを炒める。
- (2)の人参、ちくわ、こんにゃくを加え、全体に油が回ったら、調味料を入れる。
- ひたひたになる程度の水を加え、沸騰するまでは強火、沸騰後は弱火で汁気が少なくなるまで煮含める。
- 炊きたてのご飯に混ぜ、器に盛り、さやいんげんを散らす。
ポイント
- ひじきはたっぷりの水でもどしましょう。水をしっかりと切って炒めると、ふっくらシャキシャキした口あたりになります。
- ひじきは、ごま油で炒めましょう。海藻特有の臭いが和らぎ風味よく仕上がります。
- ひじきの具は濃いめに煮て、炊き立てのごはんに混ぜ込みましょう。磯の香りたっぷりのひじきご飯になります。