かねんすい
プルプルの食感がおいしい
もとは「かねんこ(かんねんかずら[寒根葛・くず]から採れるでんぷん)」を使った団子を入れた汁のことです。
その代用として、さつまいもでんぷんが使われるようになりました。忙しい中でも手早く作れて、腹持ちが良く重宝されたと聞きます。
煮干しだしにたくさんの根菜類や椎茸とともに煮込むと、透明な団子に旨みが染みます。プルプルの食感が独特です。
材料(4人分)
大根 | 100g |
里芋 | 100g |
人参 | 50g |
ごぼう | 50g |
生椎茸 | 3枚 |
煮干し | 20g |
水 | 3カップ(600cc) |
調味料 | |
薄口醤油 | 大さじ2 |
本みりん | 大さじ2 |
さつまいもでんぷん | 100g |
水 | 1カップ(200cc) |
小ねぎ | 2、3本 |
作り方
- 大根、里芋は5ミリ厚さのいちょう切り、人参はそれより薄めのいちょう切りにする。ごぼうはささがき、生椎茸は薄切りにし、軸もさいて使う。
- 煮干しを3カップの水にいれ、30分したら火にかけ、(1)を加え、大根が軟らかくなるまで煮、煮ている間の蒸発分の水を足し、調味料を加える。
- さつまいもでんぷんを小鍋に入れ、水1カップを加え溶き、弱火にかけ、木じゃくしで混ぜ、半透明になったら、スプーンでひと口大にすくって、(2)に入れる。
- 透明になったら火を止め、椀にもり、小口切りした小ねぎを散らす。