そばずい
気軽に手作りそばを楽しめる
「そばを打つ」というと、こねる際の微妙な水加減や伸ばす際の技術などを考え、難しいというイメージがあります。しかし「そばずい」は、太い麺になっても、途中で切れても大丈夫な家庭料理です。
地元の方より、「昔は麺棒も使わず、手の平でパンパンとたたいて伸ばして包丁で切り分けていた」と教わり、それ以来とても気楽に作っています。
大根や里芋などの野菜をたっぷりと加え、鶏でだしをとり、太めに打ったそばを下茹ですることなく直接煮込みます。
具材の野菜や鶏を油で炒めてから煮込むと、さらに風味が増します。
煮込むうちにドロドロとした汁になるのがおいしく、翌日はさらに味が染みてきます。
材料(4人分)
そば粉 | 200g |
水 | 100cc |
そば粉(打ち粉用) | 大さじ2~3 |
かつおだし | |
かつお節 | 10g |
水 | 1リットル |
鶏もも肉 | 100g |
大根 | 200g |
人参 | 80g |
生椎茸 | 4枚 |
里芋 | 100g |
厚揚げ | 50g |
深ねぎ | 50g |
油 | 大さじ1 |
小ねぎ | 2、3本 |
ゆずの皮 | 少々 |
調味料 | |
薄口醤油 | 80cc |
本みりん | 80cc |
作り方
- 水を沸騰させ、かつお節を加え、再度沸騰したら火を止め、2分したら濾し、かつおだしをとる。
- 鶏もも肉は1センチ角に、大根・人参・椎茸は太めのせん切り、里芋・厚揚げは食べやすい大きさに切る。
- 鍋に油をあたため、(2)を炒め、(1)と調味料を加え煮る。
- そば粉を大きめのボウルに入れ、水を2、3回に分けて加え、指を立てて混ぜる。ひとかたまりになったら、手の平でまとめ、こねていく。
- まな板の上などに分量外のそば粉を薄く振り、(4)を手でまわしながら広げ、その後、麺棒を使って2~3mm厚さにのばす。その上にさらに打ち粉を振り、折りたたんで2~3mm幅に切る。
- (3)の材料に火が通ったら、蒸発分の水を足して再度沸騰させ、(5)を手でほぐしながら加える。
- そばに火が通ったら器に盛り、小口切りの小ねぎと、せん切りにしたゆずの皮を散らす。
ポイント!
- 加える水は、そば粉の5割が目安。
- 厚みが均等になるように伸ばす。
- 調理台がないときはまな板を使って2回に分けて打つ。
- そばがくっつくときは、麺棒にも打ち粉をする。