冬瓜(とうがん)のみそ汁
食欲をそそる夏のみそ汁
鹿児島で「つが」と呼ばれる冬瓜は、夏に収穫されます。保存性が高く丸ごと冷暗所に置いておくと、冬まで保存できることが名前の由来ともいわれています。
果肉は真っ白できめ細やか、味は淡泊で瑞々しいのが特徴で、皮をむき汁物や煮物に入れるととろけるような食感になります。
徳之島では活用率の高い食材の1つです。昔、家の軒下に冬瓜を保存させ、ヤギ汁や、いのしし汁等、身体が温まる汁物料理等に重宝していたと聞きます。
まだまだ続く暑さを乗り越えるためにも、食感のいい冬瓜やオクラ、青さのりを加えた具だくさんの味噌汁にしてみましょう。
材料(4人分)
冬瓜 | 200g |
オクラ | 4本 |
木綿豆腐 | 1/3丁 |
生椎茸(あれば) | 1,2枚 |
あおさのり(あれば) | 少々 |
煮干し | 20g |
水 | 3カップ(600㏄) |
麦みそ | 60g |
作り方
- 冬瓜は皮をむき、食べやすい大きさで1センチくらいの厚さに切る。オクラは塩もみ後洗い、5ミリ厚さの斜め切りにする。豆腐は食べやすい大きさに切る。生椎茸があれば、薄切りにする。
- 水に煮干しを入れ30分以上おいた鍋に、冬瓜と、あれば生椎茸を加えて火にかけ、冬瓜に火を通す。
- 火が通ったら、オクラ、豆腐を加え1~2分煮る。
- 煮ている間に蒸発した分の水を足し、麦みそを溶き入れる。
- 沸騰したら火を止め、あおさのりを加える。
ポイント
- 冬瓜の皮は、剥きやすいサイズにカットして剥く。
- 種とワタはスプーンを使うと取りのぞきやすい。
- 冬瓜を一度に使い切れない時は、用途に応じたサイズにカットし、冷凍保存するといいです。