郷土料理レシピ

スイカのきらきらゼリー

宝石のようなデザート

幼いころの夏のスイカは大イベント。家族が集まって、ポンポンと表面をたたき熟しているか判断し、慎重に包丁を入れた瞬間の「パリン!」と弾けるような音。切り目からのぞく赤い果肉が子ども心を躍らせたものです。
大ぶりに切られたスイカを皿にのせ、種を先割れのスプーンで丁寧にとって、果肉だけにしてからおもむろに口に含むと、甘い果汁が口に溢れました。シャツにこぼしシミにならないようにと気をつけながら、白い皮ギリギリまですくって食べていました。

スイカにかぶりつく美味しさにはかなわないかもしれませんが、小さい子ども達にも簡単にチャレンジできるゼリーを作ってみました。
小玉のスイカを半分に切り、表面から、小さな丸型をたくさんくりぬき、好みの果物をどっさり入れます。
しっかり固まり、いつも食べる形に切り分けると、夏の日光に透明なゼリーがキラキラしてとても涼しげです。
西瓜をきれいにくり抜くのではなく、あえてでこぼこにするのがコツ。

材料(作りやすい分量)

小玉すいか半個
粉寒天2g
200cc
みかん缶詰のシロップ100cc
砂糖40g
バナナ1本
キウイ1/2個
みかん缶詰100g

作り方

  1. 小玉すいかを半分に切り、表面から小さいスプーンなどを使って球形にくり抜く。すいかの底は、ゼリーが密着するよう、あえてデコボコにしたほうがよい。
  2. ザルとボウルを重ね、ミカンの缶詰をあける。バナナを薄切りにし、みかん缶詰のシロップをかけておく(バナナの変色を抑える)。キウイは皮をむき、いちょう切りなど食べやすい大きさに切る。
  3. 水と粉寒天を鍋に入れて火にかけ、沸騰し1分程度かきまぜたら、砂糖を加え、火を止めてからみかん缶のシロップ100㏄を加え、寒天ゼリー液を作る(シロップの量が足りないときは水を加える)。
  4. すいかに(3)の寒天ゼリー液を半分いれ、そこにくり抜いたすいか、汁をきったみかん、バナナを入れる。多少すきまがあるようにしておく。
  5. 残りの寒天ゼリー液を、すいかのふちまで注ぎ、冷蔵庫で冷やし固める。
  6. しっかり固まったら、半分に切り、さらに食べやすい大きさに切り分ける。

【ポイントなど】

  • くり抜いた西瓜で残ったものは、そのまま食べたり西瓜ジュースにするといいですね。

イベント参加者数

主催事業数・参加者

1,371回・53,768人

講演会・参加者

講演数691回・87,788人

メディアでの発信

新聞・雑誌での掲載・執筆、テレビ・ラジオ等の出演など
906回

※平成16(2004)年1月~令和6年(2024)3月