つけあげ
「つけあげ」は他県では「さつま揚げ」と呼ばれます。沖縄の「チキアギー」という呼び名が、伝来の際に変化したといわれています(諸説あります)。
つけあげは、魚のすり身にさつまいもでんぷんや豆腐などを加え、油で揚げたものです。使う魚は、アジ、イワシ、トビウオ、えそ、きびなごなど様々で、食感も弾力のあるもの、フワッとしているものなど作り手により違ってきます。地酒といわれる鹿児島独特の灰持酒(あくもちざけ)や砂糖で、甘さをきかせるのが特徴です。
県内のスーパーには、様々な種類の「魚の味付きすり身」が販売されていますので、それを使い、好みの具材を加えてみるのもオススメです。
材料(6個分)
味付き魚すり身 | 300g |
油 | 適宜 |
好みの具材 [しその葉、プロセスチーズ、人参、さつまいも、ニラ など] | 適宜 |
作り方
- 魚のすり身をボウルに出して6等分し、油をつけた手で小判型に成形する。
- 成形したタネを、160℃に温めた油で揚げます。時々返しながら、全体が膨らんで薄めのきつね色になったら取り上げます。
【アレンジつけ揚げ】
《チーズ入りつけ揚げ》
チーズをしその葉で巻き、揚げたときに油の中に溶け出さないように、しっかりすり身でくるむ。
《野菜入りつけ揚げ》
人参やさつまいもを入れる場合は、あらかじめ硬めに茹でておいたものをくるむ。
《ニラ入りつけ揚げ》
2,3センチくらい切ったニラを、すり身に好みの量をまぜこむ。
【ポイントなど】
- すり身を成形するときは手に油をつけると手につきにくくなる。
- すり身に豆腐をまぜると、食感がふわっと仕上がります。甘さがほしいときは地酒(料理酒)や砂糖で調整しましょう。