さつますもじ

「すもじ」とは「ちらし寿司」の意味で宮中の女房詞(宮中に仕える女官が使った言葉)からきています。
作り手によって具の種類や味付けは変わりますが、鹿児島では、すし飯も具も甘めの味付けが好まれるようです。
鶏肉、ニンジン、ゴボウ、茹でタケノコ、さつま揚げ、干しシイタケなど具だくさんにして作ってみました。
仕上がりに地酒(灰持酒/あくもちざけ)を混ぜこむと旨みが凝縮され深い味わいになります。
お皿にこんもりとつぎ分け、たっぷりの錦糸卵に、かまぼこ、絹さやや木の芽で鮮やかに仕上げました。
合わせる汁物は「ハマグリの潮汁」や「アオサのりと豆腐のすまし汁」がおすすめです。
材料(4~5人分)
| 米 | 3合 | 
| 水 | 3カップ(600cc) | 
| ◎合わせ酢 | |
| 酢 | 大さじ4 | 
| 砂糖 | 大さじ4 | 
| 塩 | 小さじ2 | 
| ◎椎茸ときくらげの甘辛煮 | |
| 干椎茸 | 4枚 | 
| 乾燥きくらげ | 10g | 
| 濃口醬油 | 大さじ1と1/2 | 
| 砂糖 | 大さじ1 | 
| 本みりん | 大さじ1 | 
| ◎混ぜ込む具材 | |
| 鶏もも肉 | 100g | 
| 人参 | 50g | 
| ごぼう | 50g | 
| 茹でたけのこ | 50g | 
| さつま揚げ(棒天) | 2本 | 
| 薄口醤油 | 大さじ1 | 
| 本みりん | 大さじ1 | 
| ◎錦糸卵 | |
| 卵 | 3個 | 
| 砂糖 | 大さじ1 | 
| 塩 | ふたつまみ | 
| 片栗粉 | 大さじ1 | 
| 水 | 大さじ1 | 
| 油 | 適宜 | 
| ◎飾り | |
| かまぼこ | 40g | 
| 絹さや | 10枚 | 
| 塩 | 少々 | 
| 地酒(灰持酒) | 大さじ3~4 | 
| 木の芽(もしくは菜の花) | 4、5枚 | 
作り方
- 米は洗い、分量の水で炊く。
- 容器に酢・砂糖・塩を入れ混ぜ、合わせ酢を作っておく。
- 干椎茸・乾燥きくらげを水で戻し千切りにしたら、椎茸の戻し汁と濃口醤油・砂糖・本みりんでひたひたにして、汁けが少し残るくらいまで煮る。
- 鶏もも肉は1cm角、さつま揚げ・茹でたけのこ・人参は小さめの薄切り、ごぼうはささがきにして水にさらしてザルにあげたものを鍋に入れ、薄口醤油・本みりん・200ccの水を入れ、煮汁が少し残るくらいまで煮る。
- 卵に砂糖・塩・分量の水で溶いた片栗粉を加え、油を引いたフライパンで薄く焼き、千切りにする。
- かまぼこは小さめの薄切りにし、サッと湯通しする。絹さやは塩の入った湯で茹でザルにあけ、斜め千切りにする。
- 炊きあがったご飯に合わせ酢を加え、しゃもじで切るようにほぐす。人肌くらいまで冷めたら、椎茸の具材・鶏肉の具材を混ぜ、地酒を加えながら、ご飯がパラパラにはなれるくらいにほぐす。
- 皿に盛り、錦糸卵・かまぼこ・絹さや・木の芽を飾ったら完成!
【ポイントなど】
- 混ぜ込む具材を少しとり置いてトッピングするのもおすすめです。
 
				 
 
 
 
 
 
