ずし

太平洋戦争末期から終戦後数年間は食糧事情が最も困窮していたそうです。
当時を経験した人々に聞くと、さつまいものつる、野草など、食べられるものは何でも食べたそうです。日々作られた雑炊は、ほんの少しの米に麦やあわなどの雑穀を混ぜ、野菜や芋でカサを増したとのこと。
80代女性は、「それでも母は子どもの器に米粒が少しでも多く入るように、米が多い釜の底の方をすくって入れていた」と話してくれました。
材料(作りやすい分量)
米・麦・粟などの雑穀 | 合わせて1合(150g) |
さつまいも | 100g |
かぼちゃ | 100g |
トイモガラ | 1本 |
ニラ | 10g |
麦みそ | 50g |
作り方
- 米・麦・粟などの雑穀は洗い、5~6倍の水に浸す。
- さつまいも、かぼちゃは皮付きのまま食べやすい大きさに切る。
- トイモガラは皮をむき、食べやすい大きさに切り、ニラは2~3cm長さに切る。
- (1)に(2)を加え、強火にかけ、沸騰したら弱火で20~30 分煮て、(3)を加える。
- 麦みそを加え、火を止めて蒸らす。