第3回「鹿児島の郷土料理キッズクッキング教室」でした!

第2回「鹿児島の次世代に向けた食文化継承プロジェクト2025」の中の事業
10月25日(土)にかごしま県民交流センターを会場に
「かごしまの郷土料理キッズクッキング教室」第3回を開催しました。
4回連続の親子で参加する郷土料理教室です。
参加してくださったのは小学1年~中2までの子どもさんとその保護者の皆様。始終和やかな雰囲気でした。
今回は「かるかん」と「がね」です。
最初に手指に傷がないか、体調面は問題ないかの確認のあと、
調理のはじめと、作業内容が変わるごとに手を洗うこと、安全な包丁の持ち方・使い方などを確認しました。
紙のレシピはお渡しせず(閉会式の際にお渡し)、私のデモンストレーションを見て覚えていただきます。
「かるかん」はすりおろしたヤマトイモに水を加え、砂糖とかるかん粉(米の粉)を合わせます。
ポイントはその合わせ方と、中に入れるあんこの包み方。
以前、霧島市隼人の坂田金時堂の坂田和美さんに教えていただいた方法でお伝えしております。
かるかんを蒸している間に、「がね」を作ります。こちらのポイントは、生地に加える水の量です。
最後の一個までキチンと衣が食材にまとまりつく状態になるように、生地だけが残ってしまわないようにと加減します。
おもどし(木じゃくし)の上で形を整え、菜種油の中に静かに入れていきます。
薄いきつね色になるころ、さつまいもの甘い香りがしてきたら、出来上がりです。
子どもさん方は、大変丁寧にほぼ迷いなく、調理を進めていました。
デモンストレーションの中で、保護者と子どもさんの作業をそれぞれ分けてご説明したので、
それに合わせ、保護者の方は適切に距離を持ちつつ、子どもさんの作業を見守っていらっしゃいました。
全部の班で、大変上手に出来上がり、塩にぎり、わかめの豆腐の味噌汁も合わせ、試食となりました。
子どもさんも保護者の方も、本当においしそうに召し上がっていらっしゃり、大変楽しく嬉しい時間でした。
食器洗いや片づけも、上手にスピーディーに取り組めました。
次回は最終回、「鶏飯」を作ります。
今回の感想です。
・かるかんを混ぜて、あんこを(生地の)中に入れるところが楽しかったです(小4)
・おにぎりの塩味がおいしかったです(小1)
・かるかんのあんこを(生地の)中に入れるところがおもしろかったです。やりすぎたらぐちゃっとなってしまったけど。がねを揚げる時に、あわがたくさん出てきておどろきました(小2)
・がねを油に落とすところが楽しかったです(小3)
・さつまいもを切るのが、かたくて難しかったです。初めて油で揚げたので、がねの揚げ加減も難しかったです。おいしかったです(小3)
・がねの具を合わせて(油に)入れるところが難しかったです(小5)
・がねを混ぜるのが少し大変だったけど、やりがいがあって楽しかったです(小5)
・がねを揚げるのが楽しかったです(小5)
・がねを混ぜるところや、そろえて油に入れるところが楽しかったです(中2)
《保護者》
・がねがおいしかったので、家でも作ろうと思いました。かるかんの容器も実家にあると思うので、今度作ってみようと思います。
・とてもおいしかったです。普段こういう体験ができないので、いい経験になりました。
・こうやって直接教えてもらうことができるのと、インターネットなどでレシピを見て自分なりに作るのとでは、できあがりが味が全然違うので、実際に学べるのはやっぱりいいですね。








