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第275回 かごしま郷土料理マイスター®講座でした

第275回 かごしま郷土料理マイスター®講座を開催しました。
(この講座は連続講座です。いつでも入会できます)

座学は「鹿児島と豚」のミニ講義。
鹿児島の豚の歴史やとその食べ方・保存法について、お話しました。

実習は「豚骨」「あげおかべ(揚げ豆腐)」「春菊の白和え」「かねんすい(かねんこだご汁)」。
さて、「かねんすい」とは「かねんこ」の汁のこと。
本来は「かねんこ(かんねんかずらから採れるでんぷん)」を使った団子を入れた汁です。
かんねんかずらとは「葛」で、その代用としてさつまいもでんぷんが使われるようになったようです。
生のまま保存するのが難しいサツマイモをでんぷんにして活用した知恵のこもった郷土料理です。
手早く作ることができる上に腹持ちが良く、煮干しだしにたくさんの根菜類やシイタケを煮込むと、透明な団子に旨みが染みます。
プルプルの食感が独特です。
地域によっては食材調達が難しかったであろう鹿児島ですが、あるものを何とか工夫する料理の一つだなと思います。

閉会式の際、お二人の方の認定式も行いました。
まずは、内園さん。今回「かごしま郷土料理マイスター講師上級」を認定させていただきました。約8年間で72回目のご受講でした。
内園さんは、現在、霧島里山自然学校などのスタッフとしても、ご尽力いただいております。
そして、お二人目は明石さん。10回ご受講で「かごしま郷土料理マイスター初級」を認定させていただきました。
おめでとうございます!!
お二人とも、引き続きご受講されます。

毎回、熱心で明るく和やかな受講者の皆様に支えられ、運営させていただいております。ありがとうございます!!