第284回 かごしま郷土料理マイスター®講座でした

第284回かごしま郷土料理マイスター®講座を開催しました。
献立は　
鮎の甘露煮
ニラといりこのかき揚げ
ニガウリとナスの味噌炒め　
おくらとかぼちゃの味噌汁
トマトの砂糖かけ
です。

今回、鮎は圧力なべを使い甘露煮にしました。
始めに素焼きにして表面に軽く焼き目をつけた鮎を加圧20分、消火後自然に圧が下がるのを待ってふたを開け、さらに煮詰めで行きます。
みそ炒めやみそ汁には、4月に仕込んだみそと昨年のみそを合わせて使いました。「みそがおいしい！！」とのお声をたくさんいただきました。
新しいみそは甘み、古味噌は旨味・酸味があり、混ぜるとおいしさが増します。

ニラとイリコのかき揚げは素朴で珍しい取り合わせです。
横川在住の女性におしえていただいた、その方の90歳で亡くなったお母さんの手料理だったとのこと。
戦後、その方が幼いころは小麦粉に塩だけを少し入れた味つけだったそうですが、次第に卵や砂糖が加わったそうです。
簡単にできるし、揚げたてをほおばるとなぜか「さきいか」の味もします。

熟したトマトは薄切りにして、「さとう」をかけます。
私の家の夏の食卓によく並びました。砂糖に果汁がトロンとなって、とてもおいしいものでした。
皆さん「さとうですね～」など、ニコニコ笑いながらおっしゃるのも楽しいです。

かごしま郷土料理マイスター講座は、毎月2回、かごしま県民交流センターで開催しています。
10時～13時です。各地、季節ごとの鹿児島の郷土料理を、講義と実習で学ぶことができます。
36回で一巡りになるような講座の構成です。
調理に自信がない、という方でも、作りやすいレシピと手に入りやすい食材や調味料で、
わかりやすいデモンストレーションを見ていただき、
4，5名の参加者さんと共に調理していきますので、気兼ねなく参加できます。
1，2名の新規ご受講も募集しております！