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第19回「霧島・食の文化祭」でした!

12月1日(日)「霧島・食の文化祭」を開催しました!
当日は、晴天の中に霧島連山山頂の雪に凛とした清々しさを感じつつ、多くの皆様にご来場をいただき、
「食」「ことば」「よみがえりの料理」を表現することができました。
途中、駐車場が満車になり、ご入場までに時間を要する場面もありました。

エントランスの片側には霧島の晩秋を表現する、稲穂、干し柿、干し野菜や、サツマイモ、つわぶきの花がかけ干しに飾られました。
もう一面には、19回分の「霧島・食の文化祭」のポスターを年次順に並べ、その変遷をたどることができます。
会場に入ると正面には、テーマ「食とことば そしてよみがえりレシピ」の縦幕が掲げられています。
そして中央に「よみがえりレシピ」の食材と料理、そしてそのパネルの展示コーナーを設置しました。
パネルは竹のオリジナルイーゼルで設営しました。
会場の中央には、約2500のこれまでの家庭料理大集合出品料理がパネルとなって、長く長く展示されています。
まさにこれまで約20年18回の私たちの力そのものだと感じました。

今回は霧食オリジナル食育ワークショップをたくさん披露しました。
「食器並べワークショップ」「はし並べワークショップ」「パソコンで鹿児島の郷土料理クイズ」「お米 はかるワークショップ」
そして、「郷土料理のオノマトペ」です。
「さつま揚げ」「がね」などの郷土料理の音を言葉で表現するとどんな言葉になるでしょうか。
今、集計中です。回数を積み上げるごとに「鹿児島の郷土料理の音」が、判明している仕組みです。

また、メインの家庭料理大集合では、今年特別に「食とことば」コーナーを作りました。
簡易で誰でもが表現しやすい方法を作り、「食」と「言葉」双方の展示・解説につなげることができました。
よみがえりレシピとして「いっかけ」「そばずい」を提供しました。兼吉君と西さんが、練習を重ね、忠実に再現してくれました。
あまりにも大きな感動と情報量で、まだまだ伝えきれません。
来場者の皆様はもとより、各地よりご参集のスタッフの皆様には心より感謝申し上げます。

このイベントでの一番は、スタッフの対応の温かさだと確信しております。
ご来場いただいたお一人でも「何もしゃべらないまま会場を後にすることが無いよう」、
皆さんが「笑顔で入口を入り、笑顔で帰るよう」とスタッフの方々にお願いしています。
会場あちこちで見られた笑顔のやり取りに、私自身が大きな感銘を受けました。
また、水俣の沢畑亨さん、福岡の森千鶴子さん・尾崎正利さんとの4人のミニトークショーでは、
食の文化祭を熟知されている皆さんとご一緒できる安心感と、会場で感じた「食とことば」の大きな力に、思わずぐっときて言葉に詰まることもありました。

イベントは非日常だけれども、この非日常は 日常の何が大切かを知るためにある。
私にとって、「この1日があるから残り364日が面白い」なのだなあ、と改めて感じました。
すべてを自分たちをベースに作り上げ、育て、磨き上げるこのイベントの楽しさを再発見した今年の「霧島・食の文化祭」でした。