第294回 かごしま郷土料理マイスター®講座でした
第294回 かごしま郷土料理マイスター®講座を開催しました。
鹿児島の「みそ味の雑煮」「きいこん」「エビの酒煮」「かずのこなます」など。
この時期になると、各地の雑煮一覧などが出たりしますね。
鹿児島だと「えびの雑煮」が有名ではありますが、各地、各家によって、それぞれでいろいろな雑煮を食べているようです。
以前、調査した時は、出水から川内、鹿児島市では「えびだし」の雑煮が多かったですが、
その他の地域だと、猪だし、鶏だし、かつおぶしだしなど、手に入りやすい食材を使って作っていました。
何より、それぞれ違いはあっても、多くの日本人が、ある一日(1月1日)に同じ呼び名の料理(雑煮)を食べるという事は、
日本の食文化の最大の特徴だと思います。
さて、今回実習した「みそ味の雑煮」は、里芋と豆もやし、もちだけのシンプルな雑煮です。
私の小さいころは、1月2日の朝。家族だけの食卓にのぼりました。
ダシは鶏ガラでとり、麦みその甘い香りの汁に、鶏の旨みや脂が染み出し、一層よいコクとなります。
里芋には「子孫繁栄」の願いが込められていて、丸ごと下茹でし、すっと箸が通るくらいに柔らかくしてから汁で煮込んでいきます。
また、今回は2名の新入会の方もいらっしゃったとともに、受講者の日高さんが「師範コース上級」の認定を受けられた、うれしい日でもありました。
日高さん含め現在6名の方が認定を受けられています。
日髙さんは、これまで108回ご受講され、更に「専攻コース」に進んでいかれます。
そして、エンガワスタジオの吉國さんご夫妻にお願いして、専攻コースの修了証も新調しました。
薩摩切子のデザインでとても素敵です!!