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第17回 はじめての郷土料理講座 でした!

第17回「はじめての郷土料理教室」を開催しました。
テーマは「すもじ」と「よもぎ」
会場は かごしま県民交流センター東棟5階の調理室です。

献立は
さつますもじ (鹿児島風の甘い混ぜ寿司)
あおさと豆腐のすまし汁
ふっのだご (よもぎだんご)
いこもち
大根のウコン漬け

「すもじ」とは「ちらし寿司」の意味で宮中の女房詞(宮中に仕える女官が使った言葉)からきています。
鹿児島以外では「島根」でも、同じように呼ばれています。
島根は「焼いたサバ」をほぐして酢飯に混ぜ込んだりするそうです。それも、とってもおいしそうです。
作り手によって具の種類や味付けは変わりますが、鹿児島では、すし飯も具も甘めの味付けが好まれるようです。
鶏肉、ニンジン、ゴボウ、茹でタケノコ、さつま揚げ、干しシイタケなど具だくさんにして作ってみました。
仕上がりに地酒(灰持酒・・・あくもちざけ)を混ぜこむと旨みが凝縮され深い味わいになります。
お皿にこんもりとつぎ分け、たっぷりの錦糸卵に、かまぼこ、絹さやなど色鮮やかに盛り付けます。
私は「こんもり盛る」のにこだわっています!

「よもぎ」は鹿児島では「ふっ」。いたるところに自生し繁殖力が強い野草です。
茹でても蒸しても独特の香りがして色も鮮やか。
早春に柔らかい若葉を摘み、ゆでてアクを抜き、団子やもちに混ぜます。
よもぎには邪気を払う神聖な力があるともいわれ、3月3日の桃の節句に草餅をつくる由来とも。
霧島市国分出身のかたに教わった、さつまいもを加えて作るレシピをアレンジしています。