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鹿児島大学法文学部付属「鹿児島の近現代」教育研究センター主催で、
〈#昭和100年〉で考える「鹿児島の近現代」というシンポジウムが行われました。
3つのテーマ「食文化」「鉄道」「遊び」を、大学生や高校生の研究報告と、演者の講演で構成された会でした。

私は「食文化」のテーマで、「『鹿児島100年の食』~伝えていきたい食と心~」と題し、以下の内容のお話をさせていただきました。
・霧島の暮らしから学ぶ「植え方から食べ方まで」
・聞き取りからわかった鹿児島の食文化の特徴
・食文化は「ここで生き抜く知恵」~「ずし」「あくまき」
・食は「ことば」でつながる

「霧島たべもの伝承塾」「かごしま郷土料理マイスター講座」「霧島・食の文化祭」の開催を通し、
研究会員皆の尽力で、これまで約2500品の料理の聞き取り、写真撮影、パネル展示、レシピ集作成などを継続してきました。
その成果として、今回様々な視点で100年の食の歴史を記録と共に発表する機会を得て、
これまで皆と地道に取り組んだこと、本当によかったと思えた講演でした。

特に「ずし」や「あくまき」の地域ごとの変遷と実践により分かったこと、
また、昨年12月の「霧島・食の文化祭」で、展示し記録した「食と言葉」、
お弁当の変遷(昭和20年代前半の弁当~現代の弁当)、運動会の弁当の変遷(昭和30年代から令和6年)など、きちんとまとめることができてよかったです。

また、学生さんの報告も素晴らしかったです。
「食でつなぐ人々の心~心を料理で伝えよう~」と題し、私の著書や論文を読んでくださり
・郷土料理の伝承には「無いものをねだるのではなくあるものを探す」地元学の考得方が役に立つ
・郷土料理伝承の際、それに付随する「心」も一緒に伝える
と、まとめてくださっていました。
実際に、自分の台所にある食材や器具をできるだけ活用し「がね」を作り、それを身近な方に食べてもらったという実体験に非常に好感を持てました。
拝見していて、とっても嬉しかったです!!