第302回 かごしま郷土料理マイスター®講座でした!

第302回 かごしま郷土料理マイスター講座を開催しました。
「山のごちそうだな~」と感じる献立になりました。
・大名竹とつわの煮しめ
・せんの揚げ物(サツマイモとサツマイモデンプンの団子を素揚げにしたもの)
・つわの佃煮
・だご汁
・いろいろ小豆の炊きおこわ
・大根の皮の人参の甘酢漬け
・ダシで使ったかつおぶしの佃煮風
「大名竹とつわの煮しめ」は、ジャガイモ・鶏肉・ゴボウ・人参・シイタケなども合わせました。
大名竹のおいしさは、「一でめ 二こさん 三から四もそ」と言われるように、
竹の種類の多い鹿児島でも、ダントツにおいしいと評されていますね。
また、あくが少なく、下茹でせずに調理できるのも特徴です。
「せんの揚げ物」は、鹿児島県本土と屋久島の中間に位置する三島(竹島・硫黄島・黒島)に縁のある方より教わった揚げ物です。
「せん」とはさつまいもでんぷんのこと。
茹でたさつまいもをつぶし、せんを混ぜニラを加えます。
味付けは塩のみで、丸めて低くめの油でじっくり揚げると、もちもちとして食感がよく、ニラの風味が効いた揚げ団子になります。
三島では椿油を使って揚げていたと聞きました。ほかの食材・料理にはない食感です。