第306回 かごしま郷土料理マイスター®講座でした!

第306回 かごしま郷土料理マイスター講座®を開催しました。
今回のテーマは「鹿児島の精進料理」です。
座学は、お盆の由来や歴史、食など。
調理は
・白かゆ
・精進煮しめ
・かいのこ汁
・キュウリのごま酢あえ
・はなつまんだんご
など。
煮しめは精進でしたので、かつおぶしや使用せず、昆布、干しシイタケの戻し汁、干し大根の戻し汁を使い、本みりん、薄口しょうゆに加え、砂糖を少し加え、甘めの味付けにしました。
かいのこ汁の名前の由来は、昭和59年に出版された「私の鹿児島料理」(今村知子著)によると、「かいのこ」とは「粥の子」で、「子」とは添え物をさし、お盆のごちそうとして出される白粥に添える汁物という意味があるようです。
大豆や昆布の旨みとナスやカボチャ、トイモガラなどの夏野菜の甘味が調和して、素朴ながらも豊かな味わいたっぷりの汁物です。
はなつまんだごの由来は、団子をこねて丸め中心を指でつまむと、まるで人の鼻のように見えるからだと聞きました。
私の幼いころ、夕方になると皆で墓参りに行き、団子を白い紙に包んでお供えしました。
翌日は、家に持ち帰り、醤油と砂糖で甘辛く煮て食べることもありました。
団子を食べながら「低い鼻だ」「高い鼻だ」と言って笑ったのも懐かしい思い出です。
また、いつもお借りしているかごしま県民交流センターの調理室ですが、調理台の中の汚れが気になっていましたので、皆さんにお声がけして、きれいに拭き上げていただきました。
皆さんのご協力で、きれいな状態に戻すことができました。






