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第444回 霧島里山自然学校 でした!

【オリジナル体験プログラムと教材】
第444回 霧島里山自然学校「大豆の植え付け・野菜の収穫・田の観察・青竹そうめん流し」を開催しました。
霧島山麓の標高約400メートルの霧島食育研究会農場も、まさに真夏の炎天となりました。

今日は、5日前に種まきし、芽が出ている大豆の植え付けから、活動を始めました。
周囲の畑には、ささげ、トウモロコシ、カボチャ、ピーマン、トマト、落花生、なす、まくわ瓜など、それぞれが、花を咲かせたり、実らせたりしています。
葉を茂らせ一見場所がわからない野菜なども、目を凝らしてみると、大きな葉の間からカボチャ、鮮やかな黄色のまくわ瓜などが姿を現します。
畑を回りながらの収穫作業はとても楽しいものでした。

そして、一番のお楽しみは「青竹そうめん流し」(霧食式そうめん流し)です。
近くの竹林であらかじめ伐採しておいた孟宗竹を半分に割り、それぞれの節を割ってグラインダーを使ってある程度磨きます。
霧食式そうめん流しは「親竹子竹方式」。
親竹に穴をあけてその下に子竹を組み合わせ、一家族一本の子竹を使ってそうめんを流します。
コロナ禍で工夫した方式ですが、家族ごとに落ち着いてそれぞれのペースでそうめん流しができるので、とても気に入り今年も同じやり方です。

収穫したカボチャは、蒸して錦の塩(錦江湾の海水の塩)を少し振りかけて。
ナスやピーマンは、めんつゆを作る際のかつおぶしやシイタケで和えて即席漬けに。デザートはまくわ瓜や、スイカのキラキラゼリー。

閉会式で食農スタッフの古江さんが、子ども達に見えてくれたのは、農園の中で命を終えた「タマムシ」や「カブトムシ」。
古江さんは、絶対に、生きた虫を捕まえてそれを子どもたちに「もって帰ってもいいよ」と言ったり「あげる」とかいう事はしません。
虫がいてそれを捕獲しても、観察したり子どもたちに見せたあとは、必ずそっと逃がします。
「畑や田んぼにはいろいろな生き物がいるので、その生き物と仲良くしてほしい」と、子ども達に話した言葉がとても心に残りました。