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はじめての郷土料理ジュニアコース3回目でした

かごしま郷土料理ジュニアコース 3回目
郷土料理のミニ講座のあとは「鶏飯」つくり。
笠利町出身の花田睦子さんに教わった、鶏手羽先と鶏もも肉を使った家庭でも作りやすいレシピでお伝えしています。
薬味は小葱と、ショウガと、大根のみそ漬け、これも花田さんに教わったレシピより。

鶏飯のスープを作る間に、霧島のおばあちゃんがたがよく作っていた「やっだご(焼き団子)」も。
黒糖を加え少し甘くしました。
子どもさん方は、デモンストレーションの際は、私の手元をよく見て、話をすごく真剣に聞いてくれて、実習の際も、レシピを見ることなく、着実に作り上げてくれました。
アシスタントの皆さんも、距離をとり、見守る感じです。
手や口をださず、見守るというのがとても難しいのですが、本当によく見守ってくださっているのがすごいのです。

この事業は、文化庁の委託を受け、3回コースを準備し、おなじ子どもさんの参加者さんに連続して出席してもらいました。
子どもさん向けの料理教室は、学習効果を高めることや安全性に一層留意する必要があります。
すべての参加者が満足する体験となること、そして、必ずおいしく仕上げることが必須だと思っています。
ですので、リハーサルでは、手順のひとつひとつ、器具の選択など、アシスタントの皆さんと確認していきます。
そのため、人件費含めた経費がかなりかかります。
しかし、その成果は、こどもさんの行動の変化として現れます。

コロナ禍以前より、各地の地域行事が縮小され、また、家庭科等でも調理実習にかける時間が少なくなっていると聞きます。
家庭での経験が大切であることは、もちろんですが、食文化の継承は、社会全体で大切に取り組むことが大切です。
学校や市町村などの食文化伝承活動は、ボランティア団体等に依頼することが多いようですが、無償もしくは経費程度でその技術を受けることが当たり前ではなく、しっかり必要な経費をかけ、子どもたちが地域の食文化をきちんと学ぶ時間を作ってもらいたいと願っております。

<最後の感想より>

  • 家でもよく母と一緒に料理をしています。いつもは手順などは母から教えられ学ぶものでしたが、今回の料理教室で、私からも教えられるようになりました(中学生)
  • 今回の講座でいろいろな郷土料理を学べてとても良かったです。豚みそは家で何回も作るほどおいしく簡単でよかったです。ほかにもいろいろな郷土料理をもらった本を読んで作ってみたいです(小学生)
  • いろいろな郷土料理を作って切り方や焼き方を教えてもらい、これからもそれを生かしていきたいです(小学生)
  • 今日の鶏飯、おいしそうでよだれがでた!です。豚みそもフクレガシもおいしかった!です。楽しい時間をありがとうございます(小学生)
  • 学校の総合学習でしかやっていなかったので、きょうどりょうりについてもっと知りたいと思いました(中学生)
  • 調理してから片付けまでうまくできたので良かったと思う(小学生)
  • 鹿児島の郷土料理についてよくわかった。作り方が簡単なものもあったので家でもやってみたい(小学生)
  • たくさんの郷土料理を知ることができてよかったです。これからも、学ぶ機会があったらやりたい(小学生)