3月12日開催の第18回「霧島・食の文化祭」⑧
いよいよ4日後の3月12日(日)、第18回「霧島・食の文化祭」です。
今回の展示には、これまで出品してくださった中から、とても印象的で、そして当時出品された方が、すでに亡くなっていらっしゃる料理も再現して展示する予定です。
その中の一つが「干し柿のおはぎ」
今は亡きある男性から聞いた「昭和19年12月18日」本当にあった、食の物語です。
当時男性は14歳。少年兵として出征し、大村海軍航空隊に配置されたそうです。
そのとき、兄のように慕っていた23歳の上官に、特攻隊として出撃命令が下りました。
急ぎ駆け付けた新婚の奥さんが持参し、3人でたべたのが「干し柿のおはぎ」。
砂糖が手に入らないので、干し柿をつぶしご飯にまぶしたものだったそう。
その後、上官は鹿屋基地に移動され、そこから出撃。帰らぬ人となったそうです。
男性は、その方の命日の二日前に食べた記憶から、食べた日を忘れずにいたそうです。
写真は18年前の第2回「霧島・食の文化祭」より。お話してくださった方にお聞きし私が忠実に作りました。
第18回「霧島・食の文化祭」は、こんな感じです!(2/27更新☆)
日時:3月12日(日)10時~15時
場所:霧島保健福祉センター(鹿児島県霧島市霧島田口500)
18回目で、初めての春の開催です!
「日々の暮らしの食」を霧島食育研究会の視点で切り取ったたくさんの「食の形」と「思い」。わくわくな展示やワークショップが目白押しです!
たぶん、こんな食の見せ方群は、どこにもないはず!ぜひ、霧島においで下さい!!
開会式から面白いです!
5人の方々に「食の文化祭と私」と題し、120秒のコメントをいただきます!
例えば、家庭料理大集合もこんな感じ。
① 各地の雑煮と正月料理
② 各地のずし
③ いろいろなガネ
④ サツマイモ料理
⑤ おかずみそ
⑥ ばあちゃんのちゃぶ台
⑦ 3月5月の節句
⑧ 郷土菓子
⑨ 庭先のレシピ
⑩ 家にあるお手製保存食
⑪ 戦中戦後の食
⑫ 地魚料理
⑬ 南薩の食文化
⑭ 徳之島の食文化
⑮ 伊地知さんに教わった料理
⑯ 男性料理教室の料理
⑰ 大好きな家庭料理
その他の展示やワークショップも。
- 東川隆太郎ミニ鹿児島採集録「県内各地のパン袋・はし袋」
- 森千鶴子さんの新聞バックワークショップ「新聞バッグを折ってみよう!」
- 鹿児島の郷土料理ミニチュア展(もこずるーむ)
- 野外で作る簡単ピザ窯(霧島食育サポータークラブ)
- 写真で家庭料理大集合
- 霧島ガストロノミー ブース
- ばあちゃん直伝新聞紙活用術
- 郷土料理の食材染め物
- 大事にしている台所道具&昔懐かしレトロ食器
- たべもの手芸
- 水引でつくる箸置きワークショップ(tsumugibito〜紬人〜水引で作ったミニしめ縄の箸置きのワークショップ)
- みそ玉ワークショップ(とっておき屋 coto coto「ミネラルたっぷりのみそ玉を作ろう」)
- もちつきとねったぼの実演(ふるまい)
- 紙しばい
- 霧島里山自然学校ブース「石臼できな粉つくり」
- 鹿児島の郷土料理レシピ集の展示と販売
- 100年レシピ動画「あくまき物語」「落花生物語」「サツマイモ物語」の上映
- 「そばずい」「おこわ」「がね」の提供(有料)