新着情報

文化庁「知の活用」振興優良事例として認定!

【文化庁「知の活用」振興優良事例】として認定されました!
事例名「一里四方の食文化の聞き取りから鹿児島の食文化継承事業へ」

その表彰式が昨日東京で行われ、賞をいただくとともに、文化庁の皆様・選考委員の皆様・全国の表彰者の皆様の前で、光栄にも事例発表をさせていただくという機会もいただきました。
そのあとの交流会では、多くの皆様よりお声がけをいただき、特にある選考委員の方より「実際の発表を聞いて感動した、選んでよかった」など、うれしいお言葉をいただきました。

実は、この賞は食文化に関する「研究」と「実践」がテーマで
「研究を実践にどのように活用しているか」もしくは「実践を研究にどのように活用しているか」が主題です。
ですので、学究と地域や・企業との連携など、複数の主体の共創がベストなのかとおもい、応募には二の足を踏んでいたのです。

しかし、当会の「霧島・食の文化祭」における2300品の家庭料理の聞き取り、
記憶の記録や「霧島たべもの伝承塾」で地域食文化の学びを「研究」とし、
それをもとに、開発運営している「かごしま郷土料理マイスター講座」「霧島里山自然学校」などの主催事業1000回と、
食文化動画DVDの県内300団体への配布により県内67,000人の子供たちへの食文化継承につながっていく点などを実践とすることで、応募に至りました。
つまり、これまで食の文化祭や各講座にご参加いただいたり、
スタッフとしてお力添えいただいたすべての皆様の総力でいただいたものだと深く感謝しております。

また、以前「あくまきと笹巻」の研究調査でお世話になった「鶴岡ふうどガイド」の中野律様、
霧島ガストロノミーでもお世話になった、山形在来作物研究会の江頭先生も同じく受賞され、お久しぶりにお会いすることができました。
ーーーーーーーーーーー

この賞は、食文化に関する学術的な研究と食文化に関する現場(生産、食品加工、流通、飲食サービス、観光、食育、地域振興等)が緊密に連携し、食文化の振興に向けた優れた取組を生み出していく社会を形成していくことを目指している文化庁から
この度、試行的に、研究と現場が緊密に連携して食文化の振興に向けた取組を行っている「知の活用」優良事例として認定をいただいたものです。