新着情報

第20回「霧島・食の文化祭」ありがとうございました!

12月7日第20回「霧島・食の文化祭」無事終了しました。ありがとうございます!!
「このイベントが一番好き」
「こんなにいろいろと写真を残しておきたいイベントはこれ以上のところはない」
「20年。会場全体のあったかい雰囲気は変わらぬまま、一年一年がしっかり積み重ねられて、企画・展示の厚み・深みが増しています。」
と、いろいろな方より嬉しいご感想をいただいております。

大きなテーマは「霧島100年の食」~食とことば、そしてよみがえりレシピ
会場の入り口正面には、今回時間をかけ、多くの皆様にご協力いただいたオブジェを設置しました。
4メートルほどの竹6本で、二組の支柱を立て、そこにランダムに細い竹を横にさしていきます。
そこに、霧島で育った、焼30種の植物(野菜・芋・木の実など)の根・茎・葉・実をほぼ枯れた状態で展示していきます。
これは、関西万博の小山薫堂さん監修パビリオン「EARTH MART」のメインのオブジェの一つ「野菜の命」に刺激を受け考えたものです。
何人ものかたにお声をかけ、いろいろな野菜を根ごと捨てずにとっておいて下るようにお願いしたり、
中には、よい畑を見つけ、その持ち主に交渉してくださったりと、たくさんの方にお力添えいただきました。

そのオブジェを中心として、食育ワークショップ(はしづかい、食器ならべ、郷土料理パソコンクイズ、はかるワークショップ、郷土料理のおのまとぺ)や、石臼で作るきな粉つくりコーナーが配置されています。すべて霧食オリジナルです。
また、いつも交流がありお世話になっており方々が運営される、はちみつ&ミツロウキャンドル作り、自然食品&味噌玉作り、おこわやショウガ、みそがね、大豆などの販売コーナー。
霧島よみがえりレシピとして「そばずい」「いっかけ」「あわんなっと」「ねったぼ」を提供。

家庭料理大集合のコーナーは
「食とことば」「霧島100年の食」「運動会のお弁当の変遷」「 霧島市竹子・南薩・奄美・徳之島・与論・沖縄の食文化」など、
これまでの聞き取りや交流の成果を食で発表する場となりました。

また、「食と書」では、燦燦舎から3年前に出版させていただいた「かごしま食歳時記」の365日の料理を墨で書いてくださった展示、
「食と工作」では、ヤクルト容器で作った廃材ロボ、卵の殻で作ったお雛様など、新しい展示も加わりました。

そして圧巻なのが、2600品以上の家庭料理の写真、まるで壁紙のように会場の壁に張り巡らせてありますが、このひとつひとつに人の暮らしがある(あった)と思うと、感慨深いものでした。
会場入り口には巨大な「食の文化祭20年 私たちの宝物」のパネルが鎮座。
20年の間にかかわってくださった、今は亡き多くの皆様の写真と印象的だったその方の言葉を書きました。

ここに書ききれぬほどの感謝の時間でした。
本当にありがとうございました!!